福祉事業の M&A、実際にあった 5 つの失敗例とその教訓
「うちは⼤丈夫」と思っていませんか?

M&A は、事業を守り・広げ・次世代へつなぐための有効な⼿段です。
しかし、やり⽅を間違えると後悔につながることも。
ここでは、実際に福祉事業で起きた M&A の失敗例と、
そこから学べる⼤切なポイントを解説します。
1. 理念のすり合わせ不⾜で現場が混乱
ある放課後等デイサービスの例。買い⼿は「利益優先」、売り⼿は「⼦ども主体」の運営⽅針でした。
譲渡後、買い⼿は効率重視の運営に切り替え、
・スタッフの離職
・利⽤者の減少
が相次ぎ、事業は数年で縮⼩。
これらがそろっていると、「事業価値」が⾼く⾒られます。
逆に、⿊字でも⼀時的な売上や特需による数字は、買い⼿側も慎重に⾒ます。
✅ 教訓:数字だけでなく理念・価値観の共有が不可⽋
M&A 前に、
・運営⽅針
・職員体制
・利⽤者対応
などを丁寧にすり合わせることが⼤切です。
2. 直前に⾚字転落で「買い⼿ゼロ」
別の例では、後継者不在の法⼈が急ぎ売却を検討。
しかし、直前に経営が悪化し⾚字転落。
・利⽤者数が減少
・経費削減でスタッフ不⾜
結果、買い⼿から「リスクが⼤きい」と敬遠され、
最終的には希望価格の半額以下で譲渡することに。
✅ 教訓:売る直前に慌てない。好調期から準備を
「売ると決めたら早く」ではなく、
好調なときから数年先を⾒据えて相談を始めるのが理想です。
3. 書類・契約が不備だらけで⼤幅減額
M&A で必ず⾏われる「デューデリジェンス(調査)」。
ここで就業規則・賃⾦規定・契約書類などに不備が⾒つかり、
買い⼿の不安増加
引き渡し後のトラブル想定
→ 結果として買収価格を減額されてしまう例も。
✅ 教訓:数字だけでなく理念・価値観の共有が不可⽋
・契約書
・就業規則
・給与規定
などを整えておくと、安⼼材料になり評価が上がります。
4. 経営者だけで決めて現場が反発
経営トップが「売却で安定経営を」と判断。
しかし、職員や管理者に⼗分説明せずに M&A を進めた結果、
・ 「突然の話」に驚いた職員が⼤量離職
・信頼を失い利⽤者も減少
本来は経営者+現場が⼀体で進めるべきところを、
経営者だけの判断で進めてしまった例です。
✅ 教訓:売る直前に慌てない。好調期から準備を
買い⼿側も、
・経営者だけでなく現場の体制
・管理者の意欲
を重視しています。
“誰が残るか”を明確にしておくことが重要です。
5. 売却後の関与ルールを決めずトラブル
譲渡後も元経営者が現場に⼝を出し続け、
・買い⼿と元経営者の対⽴
・職員の混乱
→ 運営トラブルに発展した例もあります。
✅ 教訓:売却後の「関与範囲・期間」を契約で決める
・顧問として関与するなら期間を限定
・運営権限は完全に譲渡
など、役割を事前に明⽂化することで防げます。
📝 失敗例まとめ

まとめ:「失敗」から学び、準備で防ぐ
福祉事業の M&A は、
・利⽤者
・スタッフ
・地域
みんなの未来を左右します。
⼤切なのは、
・早めに動くこと
・理念や体制を整理すること
・説明や契約を丁寧に⾏うこと
「うちは⼤丈夫」ではなく「失敗しないために何をするか」を考えることが成功への近道です。
福祉介護 M&A センターでは、
・現場への説明
・契約内容
・理念の共有
など、数字以外の部分も含めてトータルでサポートしています。「まだ先」と思う今からでも、ぜひ⼀度ご相談ください。

福祉・介護業界での事業承継やM&Aをご検討の際は、
ぜひ私たち福祉介護M&Aセンターまでご相談ください‼︎
経験豊富な専門スタッフが、皆さまの想いに寄り添いながら最適なご提案をいたします。